今年も残すところ、あと3ヵ月。
季節も変わって、ようやく暑さも抜けましたね。
これから少しずつ、空気が冷たくなっていく感覚は嫌いじゃないです。
『バイクでも持ってたら、心地よい季節だろうなぁ…』
『いや、既に少し寒いか??』
『まぁとりあえず、落ち着いたら買うだけ買っておくかなぁ…』
ということで。
近いうちにバイクを購入することを決めた、今日この頃です。
さて。
今回はタイトルに書いてある通り。
『GitLab』というソース管理ツールをインストールした時のメモ。
そもそも、なぜ『GitHub』とか『Bitbucket』じゃなくて『GitLab』を選んだのか??
→『やっぱり、お金は大切だよね』というところに尽きます。
当時も今も。
東京ロケットは開発チームの規模や体制が変わっていきます。
その状態で、メンバー毎に月額のコストを発生させるのは嫌だなと考えました。
実際、インストールもそこまで手間じゃないですし。運用も問題なく行えています。
例えば、社内/外のメンバー含めて10人のプロジェクトだとして。
7ドル × 10人 × 12ヵ月 = 約84,000円
『このお金があったら、サーバーのスペックをガッと上げたいなぁ…』とか思うんです。
この決断が将来的にも最適かと問われると…『それは分かりません』と答えると思いますが。
急成長を続けなければスタートアップである意味がないのだから、状況はコロコロ変わって当然なんですよね。
柔軟に変化して後からやり直せばいい。
そして『やっぱり、お金は大切だよね』と考える方にとっては、参考になるかと思います。
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Condition
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・CentOS 7
・Apache 2.4
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Step
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①必要なソフトウェアをインストール
②GitLab packageのダウンロードとインストール
③GitLab設定ファイルの変更
④Apache側の諸設定
⑤GitLab再構成やアップデート時の対応
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Procedure
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①
GitLab Installation
基本的にはこちらの公式ドキュメントに沿って進めていく。
まずは必要なソフトウェアをまとめてインストールし、有効化。
※SSH, Firewall, Postfix等、既に終わっている設定があれば飛ばしてOK。
SSH & Firewall
sudo yum install -y curl policycoreutils openssh-server openssh-clients sudo systemctl enable sshd sudo systemctl start sshd sudo firewall-cmd --permanent --add-service=http sudo systemctl reload firewalld
sudo yum install postfix sudo systemctl enable postfix sudo systemctl start postfix
②
GitLab packageのダウンロードとインストール。
curl -sS https://packages.gitlab.com/install/repositories/gitlab/gitlab-ce/script.rpm.sh | sudo bash sudo yum install -y gitlab-ce
③
独自ドメインを使用し、HTTPSでアクセスできるようにしたいので。
GitLab設定ファイルの該当箇所を変更する。
sudo vi /etc/gitlab/gitlab.rb
以下、変更箇所。
external_url 'http://{ドメイン}:{ポート番号}' gitlab_rails['time_zone'] = 'Asia/Tokyo'
④
続いて、Apache側。
gitlab用の設定ファイルを作成。
sudo vi /etc/httpd/conf.d/gitlab.conf
Apache 2.4以降とそれ以前で、リバースプロキシの記載方法が少し異なるので注意。
尚、今回はApache 2.4で設定している。
※SSL証明書はあらかじめ取得しておいてくださいませ。
設定ファイル記載内容の例。
# gitlab <VirtualHost *:80> ServerName {domain} Redirect / https://{domain}/ </VirtualHost> <VirtualHost *:443> ServerName {domain} DocumentRoot "/var/www/html" <Directory "/var/www/html"> Require all granted AllowOverride All </Directory> ProxyRequests Off ProxyPass / https://localhost:{ポート番号}/ ProxyPassReverse / https://localhost:{ポート番号}/ SSLEngine on SSLProxyEngine on SSLProxyVerify none SSLProxyCheckPeerCN off SSLProxyCheckPeerName off SSLProxyCheckPeerExpire off SSLHonorCipherOrder on SSLCertificateFile ./conf/ssl/{SSL証明書} SSLCertificateChainFile ./conf/ssl/{中間証明書} SSLCertificateKeyFile ./conf/ssl/{秘密鍵} </VirtualHost>
GitLabを再構成する。
sudo gitlab-ctl reconfigure
⑤
上のコマンドでGitLabを再構成したり、またGitLabをアップデートしたりすると『gitlab.yml』というファイルが都度作成される。
こちらで一箇所だけ不要な記述があるので、それは都度コメントアウトしてあげてください。
sudo vi /var/opt/gitlab/gitlab-rails/etc/gitlab.yml
ポート番号をコメントアウト。
port: {ポート番号} ->#port: {ポート番号}
そしたらGitLabを再起動して…
sudo gitlab-ctl restart
https://{domain}/users/sign_in
こんなURLを叩いて、ログインページが表示されれば…コスト削減成功ですっ^^